守部 結子さん
奈良県橿原市 → 紀宝町
2023年移住
ー移住前はどのような暮らし、働き方をしていましたか?
大学卒業後、都市部の2つの民間企業で会社員をしていました。平日は仕事、休日は主にバイクで遊びに出かける生活をしていました。
ー移住に関してどのように情報を集め、どのような支援制度を利用しましたか?
移住を考え始めた頃は東京に住んでいて、ターミナル駅前にある支援センターへ相談に行きました。残念ながらそこでは当時求めていた情報は得られず、いったん奈良の実家に戻ったあと、運良く移住の情報を集めたWEBサイトで今の仕事を見つけました。紀宝町には県外から移住した人に生活費を一部助成する制度があり、引越し代に充てることができてありがたかったです。住居は空き家バンクで見つけ、一人暮らしにはもったいないぐらいの広い家に住んでいます!
ー移住しようと思ったきっかけは何ですか?
実は紀宝町のお隣の和歌山県新宮市生まれで、小学2年生まで住んでいました。都会で生活する中で、この先ずっとはいられないなと思っていた時に、幼稚園からの幼馴染がこのあたりの懐かしい写真をたくさん送ってくれて、その後すぐに訪れ「やっぱりいいところだな、戻りたいな」と思ったのがきっかけです。新宮市にいた当時、母が紀宝町内の小学校で教員をしており、紀宝町にも馴染みがありました。校長室で校長先生に遊んでもらった記憶があります(笑)。
ー移住の決め手は何ですか?
私の場合、あまり参考にならないかもしれませんが、幼少期を過ごした場所に戻りたいと思ったこと、そしてその場所がフィールドの仕事を見つけたことが決め手です。
ー移住してライフスタイルはどのように変わりましたか?
平日は仕事、土日は休みのサイクルは会社員時代と変わりませんが、特に休日の過ごし方が変わりました。私の場合都会にいた頃は「遊びに行く=繁華街で買い物」でしたが、今は車を走らせて綺麗な川を見に行く、美味しい魚を食べに行く、夏は仲間で集まって筏を作って遊ぶなど、過ごし方の幅が広がりました。 あとはなぜか都会にいた頃より時間が進むのが遅く感じるので、寝る時間が早くなりました(笑)。
ー移住して良かったことを教えてください。
自然が身近にあるので、心が落ち着く場所がたくさんできたこと、あとは休日も集まれるコミュニティがあるので、プライベートも充実していることです。
ー移住してから困ったことはありますか?どうやって解決しましたか?
ネットで何かを購入した際に、配送会社によっては時間指定ができないのですが、再配達にならないようコンビニ受け取りにしています。欲しいものがすぐに手に入った都会とは違い、こちらでは数日かかりますが、ネット通販と配達員の方々のありがたさが身に沁みています。
ー仕事内容を教えてください。
地域おこし協力隊として、町内の空き家利活用と移住定住促進を軸に活動しています。
町内を巡回して空き家を見つけたら、持ち主の方に空き家バンクの登録をご案内したり、移住定住に関する企画を考えています。また各地の移住フェアに参加して、来場者の方に紀宝町の魅力をお伝えしています。
ー仕事以外の時間は何をしていますか?
本が好きなので、図書館によく行きます。またこのあたりは温泉が充実しているので、ドライブがてらお風呂にも行きます。あとは新鮮な魚や珍しい魚がすぐに手に入るので、魚料理のレパートリーを増やすべく、レシピを探したりしています。
ー地域活動のどのようなところが魅力ですか?
みなさんこの地域が大好きな方ばかりなので、一緒に過ごしていて強い一体感があるのが魅力です!
ー逆に、大変なところはありますか?
若手が少ないので、その分のやらなければいけないことが多いのが大変だと感じます。
ー紀宝町のいいところ、好きなところを教えてください。
自然があるところ、綺麗な川があるところ、町民の方が温かく移住者に対してもすごくウェルカムな雰囲気を感じるところが好きです。
ー紀宝町での暮らしの満足、不満足ポイントを教えてください。
満足ポイントは隣の新宮市という街で必要なものは一通り揃うので、自然を感じながら便利な暮らしができるところです。不満足ポイントは車が必須なところでしょうか…。体調不良の時に病院まで運転した時は怖かったです。
ー紀宝町で実現させたいことを教えてください。
1人でも多くの方に紀宝町の魅力を知ってもらい移住に繋げること、本が好きなので町内で古書店を開くことです。
ー移住を考えている方にメッセージをお願いします!
行動あるのみです!私の場合馴染みのある場所とはいえ、これまでの都会生活とは違った暮らしをすることに不安はありましたが、来てしまえば想像以上に濃くて充実した生活が待っていました。まずは移住について検索するだけでも変わりますよ。